平成22年10月14日木曜日
筑紫野市議会議員
浜武しんいち
住所●〒818-0046福岡県筑紫野市大字山口1913番地8
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前略、本日10月14日12 時30分、筑紫野市政治倫理審査会より意見書が郵送され、これを受領しました。
このことについて、マスコミ各位の方よりコメントを求められ、質問もありましたので、ここにその要旨を掲載します。
Ｑ
この意見書結果をどう思われますか？
Ａ
政治倫理審査会のあり方に一石を投じたと思う。
筑紫野市指名選定委員会に山神水道企業団から依頼された業者選定の資料のほぼ全ては検察庁に押収された事がこの審査会によって明らかになった。
この事実だけでも、本市と本市最高責任者の平原四郎市長が山神水道事業団の当該事件と深く係わっていることは明白となった。
しかしながら、筑紫野市指名選定委員会の当該議事録はおろか、当時の出席者名簿、指名業者の経営審査資料までも一切押収されており、検察に存在する。この資料を検察側が開示しなかったため、政治倫理審査会の審査が進まなかったのは容易に想像がつく。
検察側が資料閲覧を拒んだのは、控訴中であるためと推察するが、これほどまで当局に資料を押収される重大事件に対して、政治倫理審査会の審査が無力になってしまう事(検察側に資料閲覧を申し入れたのち拒否されるまで、大半の調査日数を消費している)が明らかになってしまったと云えよう。
本当に残念でならない。
Ｑ
審査方法に不満があるのですか？
Ａ
審査は良くやられたと思っている。政治倫理審査会自体の制度上の問題だと思う。
ただ、敢えて苦言をするなら、裁判資料の開示を待つばかりでなく、関係者の聴聞もしくは文書による聞き取り調査を平行して行うべきだったと思う。下田氏への聞き取り調査をやった形跡は一切見られない。「なんのための審査会か？」「関係者の聞き取り調査もしないとは税金の無駄
使いだ」との市民から「おしかり」を私は受けており、この市民の意見を審査会側も重く受け止めて欲しい。
Ｑ
今後はどうされますか
Ａ
政治倫理審査会には裁判での再審請求にあたるものがなく、異議申し立てもできない。市長はお墨付をもらったと解釈するだろうけど、先の全員協議会で平原市長自ら「自分が作ったもの」と認め、自署、捺印付きでしたためられた下田議員支持の違法文書を市民に見て頂き、市民の良心にうったえるしかない。
Ｑ
結果をお知りになったのは昨日(10/13)ではないのですか？
Ａ
昨日、結審した事は知らされたが「郵送するから」と云って執行部は一切結果内容は教えなかった。知ったのはマスコミの取材が先で、受け取ったのは10/14午後。本人に通
知する前に筑紫野市側が記者会見をしている。呆れてものも云えない。
Ｑ
委員から意見がつけられています。どう思われますか？
Ａ
びっくりしている。政治倫理審査会に審査請求したのは今回で２度目。前回は助役の税金滞納の疑義で請求した。その二日後、助役は職員不正採用で逮捕された。この時は一切このような意見がつかなかったのだが。私は同じ事をやっている訳だから、現職の強味を感じてならない。
ただ、100条委員会の開催を議長経験者に相談し、働きかけはしたが、数人から「そこまでは」とたしなめられ、少数意見となってしまった。
他方、筑紫野市には一切資料がなく、検察も押収資料を出さないので100条は難しいと思う。
Ｑ
来年の市長選に出馬するとのもっぱらの評判ですが？
Ａ
それとこの事件は別問題。政争の具でない事も政治倫理審査会は書面
で認めてくださっている。