公開討論会事前アンケート分回答

以下のアンケート結果(割愛)を踏まえお答えください【福岡2区補選公開討論会(2005/4/8大学生主宰開催分)質問要約書●3月最終週】

Q基調講演●自己紹介(政治家になろうと思ったきっかけや、ご自身の20歳の頃のお話など中心にお願いします)。

大学在学中就職活動で自民党党本部(金丸信副総裁=小沢一郎幹事長時代)の採用試験を受けてビビッと来た。 一般の会社は学歴やコネの壁が大きかったし、マスコミも「新聞ダイジェスト」等の知識系や語学など勉強勝負の感があり苦戦していた。ある程度試験をクリアしても社会経験が先で3年遅れて大学に入学した僕には年齢と云う障壁もあった。
また、ある段階で告白するのだけど、障害者と云う健常者が「この子は無理をさせては行けない」と云う気兼ねも見えた。
しかし、自民党党本部は違った「例えば金丸さんが後見人であったとしても関係ない。大学もどこでたかとか関係ない。その人物がすべてだ。 心臓が悪いの?でも君のハートはパワフルだね」と人事局長が接してくれた。
こんな経験は始めてだった。
僕は自民党の党本部採用試験を受験を通して、政治にかかわる人間の大きさに憧れてしまい「あんなになってみたい」って感じになったのだ。
その後、試験はだめだったが、自分の足りなさがよく分かってすっきりした。
地元に帰ったら総選挙。ほどなく選挙に関わるが、誠意を持って相手のことをよく考え、尽くせば、いくらでも人間関係が広がっていく。年齢差も職種も関係ない。毎日、街中に知り合いを増やしていける「楽しさ」に目覚めて?政治の世界にはまっていった。
僕は選挙を通し、街の中で知人を人間関係を多く創ることがどれほど人生を豊かにし、人生にぬ くもりを与えるかを知ってしまったのだ。
学生の皆さん。こんな人の繋がりを作ることの楽しさを知らずに社会人をするのはもったいないと思います。傍観者でなく、選挙に関わりましょう。人生変わりますよ。

Q質問1●現在の若年層において、政治への関心に比べて選挙への意識が低い状態についてどうお考えでしょうか。

今の政党や組織が「うらめしい」からに他ならない。まるで新興宗教の集団で、何か関わるのにお布施 =パーティー券をさばいたり、動員にこきつかわれたりするイメージがある。
街中でもコスチュームつけて集団でぞろぞろしているから「ダサイ」イメージがある。それにも拘わらず関わっている人は「きっと利権絡みや就職の斡旋があるのだよねぇ」と同情されている。
だけど実際は僕の若い経験のように街中に知り合いを増やすチャンスだし、人生知り合いが増えると楽しい。いつでも、どこでも、声かけてくれるんだもん。 一つ提案として、社会に出る年齢が高過ぎる。人と人の繋がりと尊さを知るにはやっぱり社会に出なくちゃ。
22〜3歳まで学生では気づくのは遅くなる。小学校の友達で中卒でばりばり仕事している人が平気でいれば、社会の話で盛り上がる。自然と選挙にも関わっていくし、ひいては組織自体も反省していくと思う。

Q質問2●北朝鮮への対応についてどのようにお考えでしょうか。北朝鮮拉致問題についてのアンケートの結果 をふまえてお答え下さい。

半数が制裁と答えているのに驚く。この世論形成は第一次世界大戦前のドイツと酷似する。
そもそも、拉致問題はサンケイ新聞が10年前くらいから扱っていた問題で、僕も知っていた。
その問題がこの様な騒ぎになったのは2〜3年前だ。2〜3年前とは小泉政権が発足した時。旧福田派の政権運営中だ。
このアンケートを取るのを数カ月ずらせば「ライブドア問題」が質問にあったのではないか。最近は拉致被害者の会のテレビ出演は著しく減っている。
まず、世論操作、憲法改正の道具にされている感がぬぐえない。
経済制裁は我々の祖先が体験した満州問題も含め、古今東西の歴史上、必ず戦争という形で終結している。
この覚悟が国民にあるのか。朝鮮半島に近い福岡市民にあるのか。 有事の際、海上警察・海上保安庁・海上自衛隊の再編は必死で憲法改正が俎上に上がるが果 たして力の外交が21世紀に有効なのか。イラクではアメリカが苦戦しているのではないか。 それより寧ろ「日本をやっつけるとはけしからん」と云われるくらい「国徳」を上げ、世界の生活文化水準を上げるための努力をする選択をするべきと考える。 国連を人工島に持ってきてはどうだろう。山崎市長。

Q質問3●これからの教育について具体案を含めて、ご意見をお聞かせください。ゆとり教育についてのアンケートの結果 をふまえてお願いします。

.学力低下を解決したとしよう。それで何が変わるのか。
寧ろ重要なのは「大学は出たけど社会では役に立たない人間」を減らすことではないか。 学校で教える事はまづ社会適合性のある人間を創る事だ。
日本人、韓国人や中国人の個人ポテンシャルは後者の方が実は高いと云われている。しかし、日本人は集団になったときの強さは世界一であるといい、これが日本の強さ、伝統だ。 だから、思いやりの心を育み、世のため、人のためになる社会性を幼少期に教えるべきだ。
学力は個人に帰するだけで「自分さえよければよい」人間が増えては、教育に国税を投下しても還元されない(東大や九大医学部を出たと誇示し、医業にも従事しない教育者がいるのには呆れ果 てる。自分にハクをつけただけで単なる商売の道具にしているだけだ。それ以上に世の中から1人医者が減った事実の方が重罪だ)し、貧富の差が広がるだけだ。
教育題材として古典、歴史、地理を幼少時に、中等時に高等数理を課す。飛び級もあるが、義務教育の年限延長も選択制にする。
また、中卒でも社会に出れるように雇用体系を改編する。
一方、指導者こそ「ゆとり」を与え、校長、教員双方に赴任地の自由裁量を認め、競争させる。新人いじめとしか言いようのない研修は即刻廃止。フリーエージェント制で能力の低い先生に「おつきあい」させるシステムを撤廃する。

Q質問4●今国政に重要なことは何だと思われますか。現状の国政についてのアンケートの結果 をふまえてお答え下さい。

政治はコーディネーションである事が前提だ。コーディネーションに対局にあるのは市場選択であり、テレゴングのような一方向選択であり、情報の非対称性のために起きる感情的、短絡的決定、群衆心理で一過性の誤りが避けられない。よって経済には馴染むが政治には向かない。
コーディネーションは双方向で利害を調整するシステムだが、人数が増える程、枝が増えコーディネーションが困難になる。
よって、国会(衆議院)議員を明治初期の国会開設時ぐらいまで、もしくは地方自治体の理想目標数である300(江戸時代の藩の数=効率的ゴミ焼却場の必要数ぐらいまで)減らすこと。
次に自分の考えを明示し、情報の非対称性を克服する努力を怠らない事。
最後に組織のいいなりの国会議員は必要ない。あちこちに気を使い、何かあれば支持団体に持ち帰り検討するようでは笑止。そんな悠長なことでは世界を相手に出来やしない。
自分で自分の始末が出来る国会議員が300人いたら、世界から舐められないし、日本はもっと面 白くなる。 国政に求められるのは最終的には人間である。
日本国第24代総理大臣加藤高明の「一国の政治は少なくとも其時代に於ける国民の平均道徳以上を目標としなくてはならぬ 」この教えこそ今大切なのではないか。

Q最終演説●国政に対する意気込み。自身が国政の場で成し遂げたいこと(政治信条や政策案などを具体的にお話しください)。
A.
東京大学の教育学部の研究結果がある。 それは幼少の体験から薄々感じていたことだけど、明白な結果 である。 昭和初期から平成時代まで「親の年収と子どもの就職について」の相関関係を10年ごとにまとめた結果 がある。 いま流に要約すれば、昭和初期より平成時代の方が「金持ちの子どもは金持ちになり、フリーターの子はフリーターになる」確率が高い。
要するに「親か貧乏(=傷があれば)だったら、子どもはいくら勉強しても努力しても、報われない、好きな仕事に就けない(=傷は残る)」社会になってしまった事実である。
「浜武君は弱者の見方なのかな。能力のない子、家庭の片を持って弱者救済のため政治やって行くの。僕の友達にも母子家庭で本当に苦労した友達がいたけど、努力して医者になっている子もいるよ。その子の自己責任で僕たちの税金で面 堂を見るのはおかしいんじゃない」
「それはまだ高度経済成長の時の話じゃないか。そして、成功した人の話だ。 今、終身雇用が続く福利厚生の厚い正社員とノー残業の掛け声で派遣社員が委託費で正社員より多く傭われている。 後者の年収は2〜300万円。その家庭が子どもを大学にやるのに福大だと100万円、宗教性の高い西南でも90万円、理系だと150万円くらいキャッシュが必要なのだよ。後者の年収の半分近いんだよ。学費の安い国公立によく進学する私立中学なんか月謝5〜6万円。兄弟姉妹がいたらどうするの。こどもにお金がかかるんだよ。大学までやらないと就職ないんでしょう。だからみんな子ども生まないんでしょう。奥さんの親達への手前、お金ありませんなんていえないんじゃない。それとも君のいうとおり年収2〜300万円の人が無能力者なのかね。僕はそうはおもわないんだけど。」
誤解はあったかもしれないけど「中卒で働ける社会」と記者会見で云ったのも子どもに金がかかりすぎるからという部分はある。「保証人制度の撤廃」「国家公務員法の改正、ママさん採用、中途採用の実施、試験即採用のとりやめと見習い期間の設定」なんかの政策も学力資本の大小によらない、大人になって努力して報われる社会にするための施策の一貫でもある。
また、就職の選択肢が狭まった人、履歴書に傷をつけたくない人がフリーターとして時期を待っているのだけど、結局、月日が借金まみれにして自己破産になったり、酷い時は履歴差別 による疎外感が犯罪に発展したり、何よりローンが組めない人が爆発的に増えている訳だから高齢小子化より遥かに経済が萎む可能性がある。
そうなると、限られた特権正社員階層の負担が爆発的に増える。夢のない国に日本はなってしまう。 僕は心臓に機械を入れている。
だから、兄弟も家族も苦労した。僕が家族にいることでね。その事実を初対面の人には隠したかった。知られてしまうと不利だからね。 それと同じ境遇が日本全国でそれもお金のため、親の年収の低さのためになろうとしている人が増える。
結婚、就職、友人関係、この世で生を受けた時から可能性を狭まれ、負い目を持って生きていく人が増えていくんだ。その人達を劣等感を持った弱い人と断罪し、チャンスはフェアに与えているのに克服しないあなたが悪いで済ませていいのか。
勝ち組、負け組でくくるだけでいいのか。小泉改革が進めるアメリカ議会、同通商代表部が毎年要求する年次改革要望書に従った日本の所有権社会化、すなわち、自己責任・成果 主義の追及、自分さえ良ければよい社会ではなく日本の伝統美質である助け合い社会を守るべきではないか。
「ムラ社会」を破壊するのではなく改良していく方が国益に叶うのではないか。郵政のため家庭を犠牲にしてよいのか。
私は小泉=ブッシュ精神についていけない。
実は僕は街頭演説を10年以上前からやりつづけているのだけど、この主張の本筋は昔からぶれていない。
国会でも同じ事を訴え続けていくだろう。僕は今まで時期を待ち続けた。新党さきがけの九州ブロックの時も、先の民主党岩本司参議院議員の時も、同じく福岡5区の楠田君の時も、同じく大久保勉参議院議員の時も、控えに回りじっと待ち続けた。
その間、ずっと応援に回ってマイクを握り続けてきたがこの主張だけは変わっていない。
先日「たすき」が出来あがってきた。人生いろいろなことがあって、そうたいしたことで喜ばなくなったが、「衆議院議員候補」とかかれた「たすき」を見たときはそれは本当に感激した。やっとここまできたんだってね。 だから、この選挙を楽しみでいられない。小さくて、チャチかもしれないけど、やっと人のではなく僕の選挙で僕の云いたいことを存分に云えるんだからね。

Q.4月8日金曜日福岡市中央市民センターにて19時30分より行いたい「福岡2区補欠 選挙公開討論会(九州大学在学生が連盟発起人)」には参加して頂けるでしょうか。 【同実行委員会、2月第4週】

参加させていただきます。
最も無関心とされ、かつ最も負担が大きいとされる若い世代の方々の依頼は大切に受け取りたいと考えています。
ただ、質問は事前に出してもらえると嬉しいし、議論も高まるでしょうから(他の陣営も参加しやすくなるのでは)。
あと連絡時間は厳守して下さい。かけると云ってかけてこないのはいけませんよ。
ずっと待ってたけど、こちらも遊びでやっているわけないし、同じ年で高卒、短大卒で社会人として荒波にもまれている人もいるんだから(電話一本を口実にして都合の云い事を通 すなんて社会では日常茶飯事なのですよ)。忙しいのも分かるし、僕らも時間を守れなくて迷惑を掛けているけど、「授業で」とか理由になりません。それなら最初から約束しない方がいい。頑張ってください。
ps他の陣営もこのような貴重な民主主義の芽を大切に育てあげる事を切望します。

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